「温泉泥」「海(わたつみ)BASE」など 新たな観光の核づくり 県から交付金
県の「新たな観光の核づくり等促進交付金」の審査が、5月27日に県庁で行われ、真鶴町の提案と、湯河原・真鶴・南足柄・山北の商工会による共同提案など10事業に対し交付されることになった。黒岩知事も加わり、事業の先導性や本気度、効果などを基準に27事業案の中から選抜した。各市町の予算成立後に正式決定する。
真鶴町は「食の駅ー海(わたつみ)BASE」を提案。真鶴港前にある元水産加工店を活用し、釣り体験や干物作り体験の場に整備し、ここを「食の駅」として位置付け、JR真鶴駅〜食の駅〜森の駅(お林)を「未病を治す道」として打ち出す。整備費など4481万円のうち2000万円が交付される見込みで12月のオープンを目指す。
湯河原・真鶴・南足柄・山北商工会による提案は湯河原・中川温泉を原料に使った2種の「温泉泥」(体に塗る泥)や県西の食材を使った薬膳提供などを組み合わせた現代版湯治プランを開発するもの。薬膳や滞在プランは大学と連携してメニューを開発中。事業費1500万の提案に対し800万円交付される見込み。
箱根町が提案していた芦刈の里活性化事業の提案は選ばれなかった。