身近な口のケアに関心 歯と健康を守る集い
小田原歯科医師会は、口腔ケアに関心を持ってもらおうと企画した、「歯と健康を守る集い」を6月1日に開催した。
この集いは、6月4日から10日の「歯と口の健康週間」に合せて毎年行われているもので、今年で15回目となる。
当日は、150人の聴講者を前に、在宅口腔ケアの専門家である米山武義歯科医師が講義した。米山氏が口腔ケアの重要性を意識しはじめたのは、35年前。訪れた老人ホームで、ケアが行き届かず歯周病などを患う高齢者が多かったこと、と話した。
講義後には、総入れ歯の場合の口腔ケアのコツや、要介護者の食事の補助方法などについて質問をする人もおり、超高齢社会を迎え、軽視することのできない口腔ケアの重要性への関心の高さが表れていた。