早稲田大学の研究所が「議会改革度」ランキング 真鶴町議会、全国上位に入る
早稲田大学のマニフェスト研究所(所長・北川正恭大学院公共経営研究科教授)が6月3日に議会改革度ランキング2013を発表し、アンケート回答を寄せた全国1444議会のうち、真鶴町議会は235位に、湯河原は350位、箱根は776位となった。同研究所では各議会から集まった回答を点数で評価。真鶴町は他の自治体に比べ、住民参加度の高さや、意見の吸い上げが多様であること(電話・メール・インターネット上でのウェブフォームなど)が評価されたという。3町のうち最も点数が低い箱根町議会は「情報公開」に関する得点が全国1000位以下で、「議会報告会なども検討中」(事務局)という。
さらに上位の開成町議会日曜議会の取り組み10年目
ランキングには県内では大磯町議会が14位、小田原市議会が42位に入っている。真鶴より上位の開成町は、より多くの人に議会を傍聴してもらおうと年に1回「日曜議会」を開催。10年目を迎えた。質問は1人1項目、持ち時間を30分に制限し、1日で登壇する全議員の質問が出る。コスト面でも行政側の出席者は振替休日を活用するなど特別な人件費はかけない。08年には一般質問に「一問一答方式」を採用して論点や争点の明確化を図り、09年には町長に「逆質問権」を付与、町民との意見交換を行う「議会報告会」も始めた。