各町長から黒岩知事へ 1市3町の思い直球で
黒岩県知事と県幹部、1市3町の首長が22日に箱根町役場に集い、地元の要望を県側に伝えた。箱根町の山口町長は芦之湯の「国民保養温泉地」指定に向け、温泉の知識をもつ人材育成などを求めた。真鶴の宇賀町長は未病癒しの里・食の駅として整備する「海ベース」について、東京五輪までの財政支援を訴えた。また「お林」に楠やシイの樹が増えつつあることを挙げ、県による樹木調査などを求めた。湯河原の冨田町長は、商工会が中心となっているプロジェクト「温泉泥」(ファンゴ)について発信力の面で県の協力を求めた。
黒岩知事は県西活性化のキーワード「未病」が小売業界にも浸透し始めた事を紹介。県西地域について「県西を外向きのひとつの名称、たとえば『あしがら』と名づけ『あしがらライフ』として国内外に発信できないか」と提案した。