新潟・青木選手(真鶴町岩出身)が引退 最終戦、安打で有終の美
8月に、今季限りで引退を表明していたプロ野球独立(BC)リーグ「新潟アルビレックス」所属の青木智史選手(35・小田原高校出身)の引退セレモニーが9月14日、本拠地のハードオフエコスタジアム新潟で行われた。
現役最終戦「4番・ファースト」で先発出場した青木選手は、第3打席でレフト前ヒットを放つなど活躍。チームの勝利にも貢献し、有終の美を飾った。
試合後のセレモニーでは、親交の深いスポーツライターの青島健太さんからのメッセージが流され、愛娘のほのちゃんからは、手作りのメダルが贈られた。
青木選手は「新潟にゆかりもない自分を温かく迎えていただき、感謝の気持ちでいっぱい。岩小学校1年生の時、父に連れて行ってもらった横浜スタジアムで、絶対にプロ野球選手になると決意した瞬間は、今でも覚えている。広島カープでは12球団で一番下手な選手で、両親には肩身の狭い思いをさせた。長い年月が経って、自分の引退セレモニーの試合を素晴らしい皆さんの前ででき幸せに思う」とあいさつ。最後は対戦チームの信濃グランセローズの選手も交じって胴上げされた。
青木選手は小田原高校卒。1997年に広島東洋カープからドラフト6位で指名を受け入団。2000年までプレー。その後大リーグの1A、実業団などに所属。08年から新潟アルビレックスで選手、プレーイングコーチとして活躍した。
新潟在籍7年間の通算成績は、434試合、1430打数412安打、打率2割8分8厘、56本塁打、235打点、20盗塁。