熱海市の男性がデング熱に 初島で蚊を駆除
熱海市の男性がデング熱に感染した事が17日に判明し、翌18・19日に市が男性の勤務先である初島で蚊の駆除を行った。男性は今月上旬に都内を訪れ、その後高熱で市内の医療機関を受診。検査によりデング熱の陽性反応が出たという。
デング熱の主な症状は高熱や頭痛などで重症化することはまれ。人から人へ感染せず、蚊(ヒトスジシマカ)によって広がる。蚊は冬を越せずに死んでしまうほか、卵にウィルスが残って翌年の発症につながるようなケースもないという。
小田原市内で民地を調査
またデング熱に感染した別の患者(都内在住)が、発症直後に小田原市南町の個人の敷地で蚊に刺されていたことがわかり、県は17日・18日に検査のため、現地で43匹の蚊を集めたが、ウィルスは見つからなかった。小田原や熱海の保健所には「発熱している」「自分もそうなのでは」といった問い合わせが日に数件寄せられているという。