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くすりを安全に使用する為に 取材協力 小田原薬剤師会
今年6月に薬事法が改正され、薬品のインターネット販売や市販薬の販売方法など利用者や、薬剤師を取り巻く環境は大きく変わった。そこで今回、県西地区2市8町の薬剤師を束ねる小田原薬剤師会の相田邦彦会長に話を聞いた。
薬事法の改正により、薬の売り方と買い方が変わりました。薬には薬局で購入する一般用医薬品(OTC薬)と、処方せんによって調剤をうける医療用医薬品があります。一般用医薬品は副作用などのリスクの程度によって「第一類医薬品」「第二類医薬品」「第三類医薬品」の3種類に分かれていましたが、今回の改正でさらに「要指導医薬品」が追加されました。
要指導医薬品は、使用上の安全性について薬剤師からの情報提供が義務づけられていた第一類医薬品の中でも、特に安全な販売方法の確保が必要な薬です。薬剤師の対面による情報提供をはじめ、指導が必要な薬で、対面販売・一人原則1個まで・使用者本人のみが購入可能などのルールが定められています。自分には関係のない薬のように感じる人もいるかもしれませんが、鎮痛剤など身近な薬も該当します。
医薬品関係者は今回の薬事法改正で、一般用医薬品も医療用医薬品も今まで以上に知識、理解を深め、患者さんに対し、適切な情報提供を行うことが義務づけられました。また、インターネットによる医薬品購入や危険ドラッグの氾濫など、社会情勢も変わってきました。医薬品関係者だけでなく、国民一人ひとりに医薬品の適正な使用と有効性、安全性に関する知識、理解を深めるという自己責任の意識を持つことが必要となります。
薬局では皆さんが安全に医薬品を使用できるよう情報提供を行うとともに、年齢や他の医薬品の使用状況などを確認させていただく事項があります。皆様の健康を守るために必要な事ですのでご協力ください。小田原薬剤師会では「まちの健康情報拠点」となるために活動しています。薬についての疑問や相談はお気軽に薬剤師にお問い合わせください。
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春のおでかけガイド3月9日号 |
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