建て替えの方向で協議
老朽化が懸念される小田原駅西口の『新幹線ビル』が、建て替えの方向で協議されていることがわかった。
テナント・住宅合同の管理組合は、今夏に実施したコンクリート強度調査の評価を専門家に依頼。その後「補強改善するのに難問の多い建物」、また、「ねじれ振動を起こす可能性も。耐震診断ができる『低強度コンクリートのレベル』をさらに下回る『超低強度』」とも判断された。管理組合の田原敏郎理事長(64)は「倒壊など周辺の安全を考慮すると、建て替えの方向で進めたい」と話している。ビルは1975年完成。地下1階から地上3階までを商業利用、4階から13階までに住宅89戸があり、入居中のところもある。テナント部分は万葉倶楽部(株)が昨年1月に取得している。