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工芸作家の橘智哉さん(真鶴)が楽器を開発中 ガソリンよ音楽になれ

文化

公開:2014年12月19日

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真鶴の一角にある工房で、一風変わった楽器の開発が続いている。一見すると何かの作業機材だが、25CCの小さなエンジンに火が入ると、甲高い音を立てる。やけど防止のグローブは欠かせない。熱いセッションになること請け合いだ。
真鶴の一角にある工房で、一風変わった楽器の開発が続いている。一見すると何かの作業機材だが、25CCの小さなエンジンに火が入ると、甲高い音を立てる。やけど防止のグローブは欠かせない。熱いセッションになること請け合いだ。

 音量はギターのネックにあたる部分と手元の弁で調節する。発明したのは金属加工などを手掛ける橘智哉さん(42)。東京芸大で「鍛金」を学び、7年前に伊豆半島から真鶴に引っ越した。普段は建物に据え付ける装飾などを製作しており、自作オブジェが有名外資系ホテルに採用されるなど活躍の幅を広げている。この楽器のアイデアを形にしたのは4年ほど前。趣味のバイクと楽器が結びついたらしい。すでに横浜市内のライブハウスで演奏されたこともある。今の課題は音色のバリエーションだ。サックスのような楽器は口元の「リード」を振動させて音源としているが、この楽器にはなかなかフィットしない。ハーモニカを排気口につけたところ、熱で変形してしまったという。研究の道のりは長そうだが、橘さんにとってはライフワーク。「これができれば、新しい楽器の世界が拓ける。爆発楽器、でしょうか。探究したいですね」

過去には大型の作品も
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