箱根・湯河原・真鶴版
公開:2015年2月13日
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ただ長いだけではない、太くて形の良い”お化け自然薯(じねんじょ)”が掘り当てられた。
市内久野在住の田中孝一さん(52)が、お化け自然薯を掘り当てたのは1月。地面から出ている自然薯の頭部分「アワズ」が通常のものよりも大きく、ツルの伸び方が尋常ではないものを発見した。20cm四方、深さ2mを掘り、採取した自然薯は長さ約160cm、重さ4・9kg、太い部分は胴回りが40cm近くあるものだった。田中さんは自然薯を掘って30年のベテラン。山には小さいスコップに柄を溶接したもの、根を切る小さな鋸、ライトと必要最低限の装備で入る。多い時で年間150本も掘るという。「太さも形も言うことなし。20年程前に5・5kgを掘ったが、形がよくなかった。これは全ての条件が揃っている」と誇らしげな表情で語った。