箱根・湯河原・真鶴版
公開:2015年2月27日
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箱根湿生花園隣の植生復元区(約1万平方メートル)で13日、新たな草原を作るための火入れが行われた。
観光協会関係者がバーナで点火した枯れススキは炎となり、大雨のような音を立てながら黒い地面へと変わった。26回目の今年は天候不順で延期されていたが、やっと迎えた本番は「いい出来だった(関係者)」。復元区にはモウセンゴケやトキソウなど小さな植物が生えており、枯草や幼木を取り除く必要がある。刈り取りは地面を踏む圧力がかかるため、焼き払う方が保全に効果的とされる。地面の下はほとんど温度が上がらない。火入れを中止するとかん木が増えて林に変わってしまう。焼け跡は4月下旬に新緑に変わる見込み。