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観光中の留学生からもリサーチ 伊豆箱根がハラール献立開発

文化

掲載号:2015年2月27日号

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アフガニスタンやインドネシア出身の19人が舌鼓(14日・十国峠レストハウス)
アフガニスタンやインドネシア出身の19人が舌鼓(14日・十国峠レストハウス)

 世界人口の4分の1を占めるとも言われるムスリム(イスラム教徒)の観光客を呼び込む試みが、箱根近隣でも始まっている。

 芦ノ湖で遊覧船やレストランなどを運営する伊豆箱根鉄道(株)では、1月から十国峠レストハウスでハラール献立(ムスリム向け献立)の提供を始めた。

味噌も砂糖もアルコール不使用

 14日には東京農大で学ぶアフガニスタンやインドネシア出身の留学生など19人を招き、駒ヶ岳や芦ノ湖などをめぐるモニターツアーを開催。ランチタイムに登場した和食膳「富士山」(2160円)は天ぷらやうどん、煮物、フルーツなどを組み合わせた一見普通の定食だが、素材からこだわった。イスラム法で禁じられている豚肉やアルコールを避けたのはもちろん、味噌や砂糖などの調味料もアルコールを含まない「日本ハラール協会」の認証済を取り寄せた。煮物用の鍋も一般用とは区別したという。箸を動かす留学生からは「お米がソフトで美味しい」「うどんのスープもいい」とおおむね好評。「これまで日本国内の旅行中はサラダばかり食べていた。嬉しい。」という声もあった。

 同社広報課の志村博さんは「ムスリムの観光客の増加に合わせて施設やサービスを変えてゆく必要がある。これはある意味チャンス」と話す。今後は旅行エージェントを通じ、販促に力を入れる方針だ。

 こうした本格的な献立作りに取り組む宿泊施設はまだ少数派だが、箱根の大手ホテルではバイキング会場で豚肉を使ったメニューに豚マークを添えるなど、表示に配慮する施設もある。

「祈りの場所箱根にない」

 「食事の後にお祈りしたい」。ムスリムの観光客にとっては1日5回の礼拝の時間も重要だ。東京や千葉などでは礼拝室を備える百貨店やアウトレットモールもあるが、箱根に礼拝に適した場所は少ない。ツアー参加者の女性は「箱根には以前も来たが、祈りの場所がない。今日はバスの中で祈りました」と話していた。

▲日本ハラール協会のシールがついた食材の箱。イスラム法において合法なものをハラールと呼ぶ
▲日本ハラール協会のシールがついた食材の箱。イスラム法において合法なものをハラールと呼ぶ

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