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白の世界を一冊に 高橋台一さんが新書を出版

文化

公開:2015年3月27日

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完成した本を手にする高橋さん
完成した本を手にする高橋さん

 箱根湯本などで「和菓子菜の花」を経営する高橋台一さんが、自身2作目となる本を出版した。

 タイトルは『黒田泰蔵 白磁』。伊豆に窯を構える陶芸家・黒田氏の作品集で、150を超える白磁が収められている。この大半が高橋さんの所有品だ。

 23年前、高橋さんは知人の紹介で黒田氏初の個展を訪れ、白磁と出会った。以来、年月を掛け作品を収集。この度一冊の本にまとめ、「自分の手元にある作品が本になって存在する、何とも不思議な感覚」と心境を語る。

 「色があるようでない。追求しても答えのない世界」と白磁の魅力を語る高橋さん。「ぜひ黒田さんの魂の表れを感じ取ってほしい」と話した。

 本は一冊税別5000円(発売元/求龍堂)。全国書店で販売されているほか、菜の花暮らしの道具店など市内各店でも購入できる。

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