箱根・湯河原・真鶴版
公開:2015年5月29日
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同じごみ処理施設を使う湯河原町と真鶴町が、来年春の「指定ごみ袋」導入に向けて動いている。夏までに自治体関係者や住民向けの説明会を実施、来年2月の試行を目指す。
2町による導入決定は、ごみ出しマナーの徹底という色彩が強い。湯河原町によると可燃ごみの中にはペットボトルや段ボールなどの資源物が混ざっていたり、ごみステーションに町外からごみが持ち込まれるケースもあるという。
これまでは2町がそれぞれのデザインをあしらった「推奨ごみ袋」をスーパーなどで販売してきた。年間8万〜9万枚ほどが販売されているが、使用は強制ではなく「使用している人はごく少数」(湯河原町環境課)。「指定」袋が導入された後は、それ以外の袋で可燃ごみを出すと回収されなくなり、警告シールが貼られる。販売価格は現在の推奨袋と同程度(45リットル用1枚10円〜13円程)となる見込み。
こうした指定ごみ袋制度は県西2市8町で湯河原と真鶴だけが導入していなかった。隣の熱海市や藤沢市などはごみ回収の手数料を条例化、藤沢では40リットル袋1枚を80円ほどで販売し、手数料を徴収している。