箱根・湯河原・真鶴版
公開:2015年5月29日
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大涌谷周辺で火山活動が活発化して一カ月。一連の活動での地震数は4千回を超え、過去20年間で最も地震回数が多かった2001年の活動(4ヵ月間で約4千回)を超えるペースになっている。震源の深さは地表から深さ5キロほどに散らばっており、15日に1日500回に達した後はやや回数が落ち着いている。国土地理院による衛星を使った調査では、大涌谷の蒸気暴噴部分が最大20cm程度隆起している事がわかった。県温泉地学研究所では「下から水蒸気などが押し上げているのでは」と分析する。
強羅などに温泉を配湯している大涌谷内の温泉供給施設には、今月14日からフルフェイスヘルメットやプロテクターなどを着けた作業員が立ち入り、メンテナンスを再開している。