箱根・湯河原・真鶴版
公開:2015年5月29日
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春の褒章で湯河原町の宮大工・山本吉久さん(83)が黄綬褒章を授与され、15日には皇居・豊明殿で天皇陛下に拝謁した。山本さんは吉浜出身で、15歳で地元の建築業者に弟子入り。「小学生の頃から工作が得意で」この道に入った。これまでに地元近くの吉祥院や英潮院など仏閣を手がけ、文豪・谷崎潤一郎の自宅の建設にも携わった。「今も建物が残っているのは嬉しい」。現在は現場を引退し、息子の光彦さんと康之さんが後を継いでいる。