箱根・湯河原・真鶴版
公開:2016年2月26日
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幕山公園を彩る梅が、瑞應寺(鍛冶屋・近藤徳道住職)の納骨堂にも咲いている。写実的な花々を描いたのは湯河原町吉浜の美大生、高橋みゆきさん(22)。昨年完成した納骨堂で、近藤住職が「天井に自然の風景があったら」と建設した大工の棟梁に相談したところ、その知人だった高橋さんと、姉のみどりさん(デザイン専門学校卒業・27)姉妹との縁に結びついたという。
二人とも天井画を手掛けるのは初めてだったが、みゆきさんは梅を撮影するなどして特長を捉え、早咲きから遅咲きまで全30品種を描いた。姉のみどりさんは納骨堂奥の「須弥壇」にある「法輪」の絵を担当。伝統的な細かい図柄を丁寧に仕上げた。近藤住職は「観光客がやって来る事もある。手を合わせてくれる人が増えるのは嬉しい」と話していた。