ごみ処理などで連携している真鶴町と湯河原町がこのほど、水道広域化を目指して協議書を締結する見込みとなった。2町では今後人口減少にともない水道使用量の減少が見込まれ、単独での水道経営が難しくなる。その対策として広域化検討が浮上した形だ。
真鶴町は湯河原町から一定量の水を買う関係にあるが、設備機器や事務様式なども異なっている。今後は検針や維持管理など統合できる項目を洗い出し、共同化を進めてコスト削減などを目指す方針。
また真鶴町が湯河原町から購入する水は1日あたりの「責任消費量」が設定されているが、4月から1900㎥から1400㎥に変更される見込みとなった。かつては2千㎥ほど必要な時代もあったが、ここ数年は夏場でも最大1300㎥程度で推移しており、より現実的な数値に変更されることになった。期間は28、29年度の2年間。また湯河原からの購入水1㎥あたりの料金も現在の経費などを勘案して81円から100円に改められる予定。これにより真鶴側の負担は年間500万円ほど低減される見込み。これらは町と町との売買金額で一般般家庭向けの料金には影響しない。2町は広域行政推進協議会を定期的に開いているが、その中で真鶴側から減水の要望があり、単価の変更も含めて協議が行われていた。
(3月23日起稿)
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