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約1年ぶりの復活 黒たまご大盛況

経済

公開:2016年5月13日

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蒸したての卵を降ろす職員
蒸したての卵を降ろす職員

 大涌谷名物・黒たまごの販売が先月28日に復活し、連休中の「くろたまご館4」(旧ロッヂ富士見苑)は車が連なる大盛況となった。

 約1年前から休止していたが、卵をゆでる「玉子池」が火口から400mほど離れていることもあり、連休前に行政や学者などによる会議で再開が認められた。

 奥箱根観光(株)の梁瀬雅之営業部長は「製造場所の様子もたまごの味も変わっていません。1個でも多く作りたい」と意気込む。現在は現地で茹でたものを1日3回ほど車で運んで販売。当初は5個入りを千袋分用意していたが、今ではその3倍売れる日もあるという。

店内には外国人観光客も行き交い、さっそく卵をむき始める姿も。宮城県から訪れた佐藤淑子さん(69)は土産用に5袋を購入。「ずっと食べたかった。まだ温かい」と笑顔で話していた。

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