9月6日告示、11日投開票の真鶴町長選について、宇賀一章町長(63)が9日に議会で2期目に向けた意欲を表明。地元紙の取材に応えた。22日時点で正式に出馬表明しているのは宇賀氏だけ。
宇賀氏は当選時に掲げた「オール真鶴」「まず挨拶」「景気倍増」などのキーワードを振りかえり、町内の観光消費額が約11億円(26年度)から約14億円(27年度)に向上した点や、町内の新店舗が増えた点、補助金を獲得して節約し財政調整基金も増やした成果を列挙。「右肩上がりに動いている」と評価した。任期中の4年間で景気指標がどう推移したかは、現在町役場内で取りまとめている。
2期目の方針についてはまず「未病ロード(駅〜里海BASE〜お林)」の先端にあるお林の保全に触れ「樹木調査とその結果を考慮し、植樹のあり方も変わるかもしれない」とした。 また大きな取り組みとしては町内各地の「グランドデザイン」を挙げた。現在立ち入り禁止になっている亀ヶ崎・内袋観音と三ツ石とを結んだ観光開発や、慢性化している駅前一帯の渋滞解消、岩漁港、真鶴港整備などがこれにあたる。
少子高齢化対策については「伝統を生かし、新しい知恵や空気を持ってこなければ」と話す。駅前の空き店舗に初の試住施設「くらしかる」をオープンさせたのも人口増の一策だった。移動販売車「おさかな号」の活用やカキ試験養殖など新たな取り組みも継続・展開するという。出馬を決めたのは昨年末ごろ。「荒れ地を耕した4年間。花を咲かせ結実させねば町民に対し失礼だ」と力をこめた。
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