今月12日、県民とのトークイベントのため小田原市の合同庁舎を訪れた黒岩県知事=写真。海の五輪招致の熱意を聞いた。
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記者:湯河原や小田原にもサーフスポットがあるが、湘南へのサーフィン招致の思いを聞かせて頂きたい。
知事:セーリングの江の島誘致は実現した。2020の海の五輪は湘南で、と訴えているが、現実問題として必ずしも良くはない。(1月に)国際サーフィン連盟が千葉と湘南を視察したが、どうも波は千葉の方が…と思ったらしい。ただ我々は「冬と夏の海は違う」と言っている。千葉で観客用の施設を造るのは大変だという声も聞こえる。そういう意味でこちらにはまだ利がある。ネバーギブアップでいく。
記者:湯河原と小田原も湘南なのか。
知事:現在「かながわシープロジェクト」を進めている。湘南という響きは有名でブランド力もある。湘南はどこなんだとも言われるが、そんな論争には終止符を打とう、という事で、SHONAN(※注)という言い方にかえた。Feel・SHONAN、SHONANを感じてもらおうという国際戦略。相模湾であれば全部SHONANというイメージで活動している。
記者:つまり湯河原と小田原も湘南か。
知事:(手を横に動かしながら)SHONAN、SHONANだ。
海の五輪を招致するのに必要なモノ、課題になることは。
知事:まだそこまではいっていない。まずは県に招致することだ。
※前にアクセントを置いて「ショウナン」