「現職は公約を実現していない」
来月11日に投開票を控えた真鶴町長選に、前町長の青木健氏(63)が立候補を表明した。6月には現職の宇賀一章町長(64)が立候補を表明しており、現時点で4年前の町長選と同じ顔合わせとなっている。
7月末に100人ほどの支援者とともに集会を開き、3日に記者会見した青木氏は「前回の選挙後から一町民となり、『今のままでは』『しょうがない』など様々な声を聞いてきた。聞く、話し合う、寄り添う、すぐ動く行政が必要だ」と力説。中でも中学校給食については「やるかやらないかの問題」とし、来年4月の実施を目標とした。また観光面では「観光客が参加できるまつりが必要」とし、年中何らかのイベントがある町に」と意気込んだ。このほか「子ども医療費無料化の引き上げ(18歳まで)」「防災対策強化」「産業観光活性化」などを政策の柱に掲げ「自助努力で財源を作る」とした。一方でコミュニティバスについては町の見直し計画に懸念を示し「シミュレーションはしっかりしたのか。200円の値上げでなくワンコインにすべき」と持論を述べた。
青木氏は元真鶴町職員。2004(平成16)年、三木邦之町長(当時)の辞職に伴う町長選で初当選。08年に2選を果たしたが、前回(12年)の選挙で329票の僅差で落選。これまでの4年間について「敗れた時から闘志や描くものはあった」と振り返りつつ「町には活気がない。宇賀氏は景気倍増などの公約を実現していない。いかにもやり残した事があるように聞こえるが、潔く辞めるべきだ」と指摘した。
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