箱根・湯河原・真鶴版
公開:2016年8月26日
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高知県須崎市に自生する「虎斑竹(とらふだけ)」を編んで作った電気自動車”竹トラッカー”が8月10日、小田原市内を駆け抜けた。
ハンドルを握っていたのは、(株)山岸竹材店社長の山岸義浩さん。「虎斑竹の良さをPRしたい」とインターネットで資金を募り、横浜の支援者にお礼の竹籠を届けるため、今月1日に須崎を出発した。
10日朝、静岡県三島市を出発し、国道1号線を通り箱根越えを試みた山岸さん。芦ノ湖近くまで来た時点で電気の消耗が激しく、急きょ充電場所を探しに。箱根駐在所と、同町のレストラン「フジミヤ」の主人の好意に助けられ、再び出発。午前11時5分、南町のセブンイレブンに到着した。
竹トラッカーが道路を走る姿は長閑そのもの。山岸さんは、「箱根の山は手ごわかった!下り坂で充電するほど、斜度がきつかったということ。ここを駅伝選手が走るのはすごいです」と驚きながらも笑顔をみせた。