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田畑多かった宮城野の伝統 害虫除けの輿完成

文化

公開:2016年8月26日

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竹の骨組みをあすなろの葉で覆う
竹の骨組みをあすなろの葉で覆う

 箱根町宮城野で今月14日に恒例の「虫送り」が行われ、青々とした輿が獅子や松明と共に町内を巡り、大文字橋近くの広場で焚きあげられた。 この行事はかつて広い農地があった宮城野に害虫除けとして伝わり、起源は江戸中〜後期にさかのぼる。以前は口伝で伝わっていたが40年前に地域の有志が古老から聞き取りを行い、復活させた。今月11日には虫送り委員会の有志が「虫を封じ込める」意味のある輿を作るため、公民館に集まった。顔ぶれは建設業関係者や植木、菓子など各分野の職人たち。作り方は口伝に従い手際よく竹を割り、たき火で熱して曲げてゆく。組んだ骨組みの上に「あすなろ」(ヒノキ科の木)の葉が被せられ、御幣を納めて輿が完成した。実行委員長の瀬戸弘之さん(74)は「いつから始まったのか、自分が幼少の頃から続いている。今は田畑も減ってしまったが、自分の心の中の悪や垢を焚きあげて滅する意味もあるのでは」と話していた。

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