芸文センター 建設費減額は不可避 小田原 加藤市長が明言
小田原の加藤憲一市長は9月6日、小田原市議会に対し、芸術文化創造センターの整備の現状について発言。新居千秋氏の実施設計での建設は困難であることを明言し、市民および関係者に陳謝した。
加藤市長は、再検討すべき項目の筆頭である財政について推計を行った結果、「2022(平成34)年度に収支不足に陥る見込み」としたうえで、国からの交付金も流動的なことから、「建設費の減額は避けられない状況にある」と断言。当初予算の73億円の捻出も困難であるとした。
建物の機能については、新居氏の実施設計の実現が困難であることに改めて触れ、「これまで多くの市民の参画がありながら、執行できなかったことについてはお詫びを申し上げます」と頭を下げた。
芸文センター事業は今年5月に、19年度中の工事着工を発表。予算やスケジュールについては、今秋発表するとしていた。