箱根・湯河原・真鶴版
公開:2016年9月9日
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仙石原で7月にリニューアルオープンしたホテル「ネストイン箱根俵石閣」の屋外スペースが劇場となり、26日晩にシェイクスピアが上演された。
同ホテルの早瀨恵三オーナーが知人の演劇関係者に上演を依頼して企画したもので、都内で活動する劇団マシュマロ・ウェーブの役者8人が登場。喜怒哀楽を込めた台詞が飛び交った。上演作はシェイクスピアの遺した37作品を1時間に凝縮した「アズユーライクイット」。舞台にはマイクも照明もなく、音楽はハープやギターの生演奏にこだわり、シェイクスピアが活躍していた頃とほぼ同じ。劇中に森を舞台にしたシーンもあり、本物の木々や虫たちの音が見事に解け合った。演出の木村健三さんは「箱根でなければできない作品。地産地消の劇を発信したい」と話していた。