湯河原町とイタリア中部のティボリ市が16日に友好親善都市の協定を結んだ。湯河原の冨田幸宏町長や石倉幸久商工会長などが5泊6日で現地を訪れ、ジュセッペ・プロイエッティ市長と面会、温泉施設なども視察した。
世界遺産のある温泉観光地
同市はローマ近郊にあり、人口は約5万6千人。映画「テルマエ・ロマエ」に登場するハドリアヌスの別荘跡といった世界遺産で知られる。町商工会に加盟する(株)ちぼりと同市との縁や、温泉がある共通点などもあり、商工会が同市を訪問、その後ティボリ市議らが親書を持って湯河原を訪れたり、子ども絵画を交換するなどの交流を重ねていた。今回は同市長側から町長宛に秋のイベントへの招待状が届き、町が応じたもの。訪問団は現地の温泉療養施設や世界遺産を視察し、市庁舎での調印式では同市の小学生が合唱を披露したほか、市議たちが全会一致で友好親善を承認。同市の史跡ロッカ・ピーア城の絵も贈られた。冨田町長は映像を使い、町のマスコット「ゆたぽん」や特産物などを紹介した。
海外交流は計3都市に
湯河原と海外自治体との交流はティボリで3都市目。韓国の温泉地・忠州市(94年〜)とは住民同士が相互のマラソン大会に参加、豪ポートスティーブンス市(98年〜)との交流では中学生の派遣や訪問団来湯などが続いている。
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