「絶対無理だ」
「E.T.」などで知られるスティーブン・スピルバーグ監督を湯河原に呼ぼうと、今月、町民グループが監督グッズの展示コーナーを「アートたかはし」(土肥)社屋内に作った。
活動の中心人物は宮下の建築士・稲葉勉さん(60)。10年ほど前に「優しそうな顔で誰もが知っている有名人。この方が湯河原に来てくれたら」と監督招待を思いついた。単に来てもらうだけでなく「来てよかった」と思われる町に変え、ロケをしてもらう事が目標だ。 破天荒な構想のため、口にするたび周囲からは「絶対無理」と返ってくるが、稲葉さんはめげない。町の地方創生関連の会議でもスピルバーグ監督招待を提言し(※その後「事業化は困難」という結果)、5人の友人とともにグループ「SSiNY」(スティーブン・スピルバーグ・イン・ユガワラ)を設立。現在はネット上に監督への熱意を綴ったサイトを立ち上げ、米国に向け発信を続けている。仲間の一人、駅前のハンバーガー店「カオス」の木田英武さん(74)は「スピルバーガー」を作ろうと計画中。さらに「スピルバーグ博物館設立」や「旅館にヘリポート整備」「駅から水陸両用車を走らせ海に突っ込む」など直接監督とは関係ないアイデアまで温めている。メンバーの間からは「言い続けるのは自由」「叩かれたっていい」という声も。稲葉さんたちは展示用のグッズを募集中。連絡はメールinaba.tutomu@gmail.comまで。設立趣旨などは「湯河原スピルバーグ」検索を。
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