箱根・湯河原・真鶴版
公開:2016年11月18日
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真鶴の地域作業所「ひまわりの家」で今月からクッキーが焼ける香りが漂い始めた。通所メンバーは毎週小田原の施設で焼き上げたパンを地域情報センター1階で販売しているが、これは初の自家製となる。拠点の作業所は7年ほど前にオープンし、当時からキッチンも備えていたが、オーブンなど本格的な生産設備はなかった。
昨年暮れになり、テレビ朝日福祉文化事業団が冷蔵庫や本格的なオーブンを寄贈、保健所の許可も取り、1年越しで生産のめどが立った。材料の計量から店頭販売まで作業所メンバーが担当する。バターを手間暇かけて練りクリーム状にした後、生地にして延ばしハートやクローバーで型抜き。オーブンに入れて15分ほどで甘く香ばしい香りが作業所にたちこめた。クッキーはココアや紅茶、プレーンの3種で、50グラム入り150円。商品第1号は12・13日の豊漁豊作祭で並べたところ、すぐに完売した。今後は真鶴地域情報センターでの定期販売を目指すという。