箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年3月10日
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ミカン栽培が多い湯河原町で、異色の温室メロンが育っている。桜木公園前で看板製作業などを営む高橋和雄さん(69)が自社の屋上で水耕栽培しているもので、白い網目がついた直径14センチの果実が40個ほどぶら下がっている。試食は15日頃の予定だ。高橋さんは趣味でキュウリやトマトなどの水耕栽培を10年以上続けていたが、ある日テレビでメロンの水耕栽培が紹介されているのを見て「湯河原でもできる」と発起。1年前にアクリル板加工の腕を生かして水耕設備を製作し、種から育て、甘い実をつける事に成功した。
昨年秋からはさらなる量産や販売を目指して本格的な機器を購入。年末に植えた種も3ヵ月ほどでこのサイズになったという。目標は温泉水で栽培する湯河原ブランドづくり。ネーミングも検討中だ。「メロンは女房が好きなんです。夏にかけて160個は収穫したい」と話している。