箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年4月7日
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町内各地の観光拠点に急速充電器を設置し、EVシェアリング事業など新しい取り組みも目立つ「環境先進観光地」箱根。宿泊施設でも充電の備えは当たり前になりつつあり、ハイクラスな輸入車向けの充電器を備えるホテルが増え始めている。
宇宙ロケットを製造するスペースXの創業者・イーロン・マスク氏がCEOを務め「2・7秒で時速100キロまで加速する(モデルS)」など、斬新な性能が注目を集める電気自動車、テスラ。その専用充電器を、箱根の強羅花壇(強羅)やハイアットリージェンシー箱根リゾート&スパ(強羅)などハイクラスな宿泊施設が導入し始めた。テスラ車の価格帯は865万円〜1728万円と、国産の電気自動車に比べて高めなものの、充電ニーズはあるという。強羅花壇によると電気自動車でやってくる来館者は全体の約1割で、うちテスラでの来館は月10件ほど。ガソリン車に比べまだまだ少数だが「充電設備の有無は宿を決めるひとつの条件になる」という見方。接客ではチェックイン時には充電を案内し、翌朝はフル充電になるよう配慮している。テスラ広報によると、箱根は「東京から充電なしで往復できる距離」。専用充電器は今後、熱海でも設置を進めるという。