箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年7月21日
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高校野球神奈川大会で、県西の各高校に散らばった足柄下郡の選手たちが光った。通学時間の長さに負けず繰り返した朝練午後練を、褐色の肌が物語った。
河野有真君(3年・湯河原中)ら箱根・湯河原の4選手を擁する山北高校は二回戦、秦野高校を最終回逆転で下し3回戦へ進んだが、19日、綾瀬高校に2対9で敗戦。足柄高校はエース投手を箱根の勝俣公提君(3年・箱根中)が務め、中学時代にバッテリーを組んだ齋藤巧君 (3年・真鶴中)と青木陸君(3年 真鶴中)が背番号を4・5と連ねた。17日の二回戦は綾瀬西高をコールドで下したが、19 日に多摩高校と対戦5対6で惜敗した。
初戦突破は叶わなかったが、同じく背番号1を背負って投げた湯河原中出身選手もいる。二宮高校の瀬戸康平君(3年・湯河原中)は得意のスライダーを見せつけ、後輩の松嶋輝 君(2年・湯河原中)や山田悠介 君(1年・湯河原中)に背中を見せた。小田原城北工業高校の別府鷹斗君(3年 湯河原中)の力投をスタンドから見守ったのは、旧湯河原高校投手を務めた父の雄一さん。試合後「小中学校の頃はずっとベンチでね。試合出場の夢を叶えたんです」と話した。