箱根・湯河原・真鶴版 掲載号:2017年9月22日号 エリアトップへ

目標は五輪「イカ爆弾」

文化

掲載号:2017年9月22日号

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発案した青木さん
発案した青木さん

真鶴発、コロッケフェスティバル出場

 真鶴生まれの「イカ爆弾」が、なぶら市実行委員会の手で23日(土)に三島で開かれる全国コロッケフェスティバルに出場する。平塚の「ひらコロ」や寒川の「棒コロ」をはじめ各地から26品が集まるイベント。コロッケといえば褐色の小判型だが、異彩を放つ黒い玉は会場で弾けるか――。

 イカ爆弾の生みの親は、真鶴町の干物店「魚伝」で働く青木良磨さん(33)。2年ほど前、食べ歩きできる揚げ物について思いを巡らせるうちに、他のコロッケと一線を画した黒い丸形を思いついた。さっくりした衣が地元産のイカやたまねぎ、ポテト、とろけるチーズを包み込む。

たどり着いた「黒いパン粉」

 試作を繰り返す中でも特に悩んだのが、黒い色だった。イカスミを使う事までは決まったが、まぶしても綺麗に仕上がらない。そこで行きついたのがイカスミをパン生地から混ぜた「黒パン粉」。納得のいく仕上がりにはなったが外注先の業者は首を横に振った。黒パン粉を作るためには白パン粉と混ざらないよう専用の生産ラインが必要になってしまう。その後青木さんは全国のパン粉業者に問合せ、やっと県西地区のパン製造業者の協力を得て量産できるようになった。現在は町観光協会で製造し「魚伝」で揚げて売っている。

 昨年イカ爆弾は国交省主催のトーキョー&アラウンドトーキョーブランド地場産品として県内唯一の「観光振興賞」に選ばれた。最近は「真鶴から乗り出してゆく」(柴山高幸なぶら市実行委員長)をモットーに、厚木の「かながわグルメフェスタ」や名古屋での「アゲアゲカーニバル」といった大型イベントにも参画し、売上はのべ3万個以上に。今後の目標について青木さんは「東京五輪で外国人に食べてほしい」と期待する。

 コロッケフェスティバルは駅近くの楽寿園や商工会議所などで開催。楽寿園では10時半からみしまサンバ、11時からチアダンスなどのステージも。詳細は三島市商工観光課【電話】055・983・2766まで。

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