箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年11月3日
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「未病」のシンポジウムが10月20・21日に湯本富士屋ホテルで2年ぶりに開かれ、学識者ら520人が集まった。2年前の開催で掲げた「未病サミット」の看板は「ME-BYOサミット」に一新。商標登録した英文字を冠した。
同時通訳つきの会場では、アナルフィ・アサモア=バー前WHO事務局次長や元宇宙飛行士の向井千秋氏(現・東京理科大学特任副学長)も登壇した。
サミットで見据えたのは、団塊の世代が75歳以上になる2025年。社会保障費が膨らみ労働力も減り、財政破たんリスクが高まるとされている。今回は目指すべき未来のため、新しい戦略も発表、疾病リスクや未病の状態などを可視化した「未病指標」づくり、地域の健康づくりのリーダーの育成などを掲げた。
会見で黒岩知事は「県西は海山や温泉のある戦略的エリアであり未病は観光の核でもある。住民が健康的な生活を送り、ここに来ると元気になるというモデル地域にしたい」と話した。