箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年11月17日
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湯河原の檜チャリティコンサートホールに今月11日、ふすま絵16枚が展示された。熱海の日本画家・吉田舟汪さん(70)の作品で、松を人に見立て、若い木が風雨にさらされて大樹に育ち、壮年の松へとうつりかわる様子が描かれている。紙の裏側から色を染みださせる特殊な技法を使っており、吉田さんは今も入念な手直しを続けている。
絵が設置される場所は北米・カリフォルニアで建設されている「天平山禅堂」。曹洞宗永平寺や総持寺など様々な寺院が協力したプロジェクトで、檜コンサートホールの尖秀雄代表(69)がこのプロジェクトの責任者を務めている。13万5千坪の広大な敷地に唐招提寺金堂をモデルにした「法堂」伽藍などを建立するという。