箱根駅伝でも先導の予定
10月に開催された全国白バイ安全運転競技大会で、箱根町出身の阿部嵩さん(24)がバランス走行操縦部門個人の部で優勝した。普段は県西などを管轄する第二交通機動隊(厚木市)に所属、交通安全啓発や取り締まりなどを担っている。
宮城野小学校時代は野球(箱根フリッパーズ)に没頭していたが、国道で箱根駅伝を応援している時に白バイの雄姿が胸に焼きついた。高校在学中に自動二輪免許を取り、卒業して県警に採用。小さい頃の憧れがはっきりと目標になったのは、警察学校の教官から言われた「白バイに乗るなら日本一を目指せ」という一言だった。20歳の時に交通機動隊に志願、狭き門を突破し第二交機へ異動の内示が下った。
その後全国大会の選抜隊員となり、土日も民間コースで特訓を重ねた。3年間の集大成となった本番では蛇行コースに合わせて小刻みに車体をひるがえし、初出場ながら満点、晴れて日本一に輝いた。優勝によって次回からの出場権は失ったが、後輩育成などの目標ができた。
箱根駅伝では過去2回ほど中間順位の選手の先導を務めており、戸塚〜箱根間を担当。来年1月の大会も走る予定になっている。「箱根を走っている途中は同級生の家も目に入ります。選手でもないのに声援を頂いてしまって」とはにかんだ。
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