箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年12月15日
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県による「子ども里地里山体験」が箱根町畑宿で9日に開催され、公募で集まった県内の親子など28人が自然薯掘りを体験した。
里地里山の大切さを伝えるため9年前から行われており、畑宿では初開催。地元「箱根旧街道里山畑宿と清流を守る会」の指導で子どもたちが土を探ると、樋の中で育った70cmほどの芋が次々と姿を現した。畑宿の自然薯は箸で持ち上げられる粘りが特長で、主に地域内で消費されている。今年は肥料を少なめにしたせいか、野山の自然薯の味に近いという。同会の中島浩耀さん(79)は「野生の自然薯は1m以上掘らないと採れない。昔は年越し蕎麦に入れて食べたんです」と懐かしそうに語っていた。