記者が見た、聞いた、感じた、を伝える あっとほーむデスク 2月23日0:00更新
大涌谷で噴石対策のシェルター建設が始まる。イメージ画像を見ると、がっちりしたコンクリート構造で小さな要塞のようだ。避難態勢が充実して閉鎖中の自然研究路が歩けるようになったら、園地の賑わいは一層増すに違いない。卵の蒸し場や湯気たつ池が至近距離で見学できるようになる。
その園地から一歩外に出ると、入場待ちで大渋滞している。万が一の際、ずらりと並ぶ車に避難を呼びかけて誘導できるのだろうか。先日数台の車に話しかけてみると、疲れ声で「50分待ち」「トイレに行きたい」と返ってきた。火山ガスならぬ不満と失望が車内に充満しているようだった。
地元民に言わせれば渋滞の名所だが、せめて研究路再開前に改善策を探りたい。駐車場の運用を再考したり学識者のアドバイスを求めてもいい。以前試したパーク&ライドからヒントが得られないものか (A)