箱根・湯河原・真鶴版 掲載号:2018年6月8日号
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20日10時半から湯河原の図書館で「みみずく大人のおはなし会」に出演する一人 大島 星子さん 湯河原町吉浜在住 48歳

思いっきり素の自分で

 ○…「素話」に初めて出会ったのは5年ほど前。小学校の朗読ボランティアに参加していた時、知人に誘われて練習の場を垣間見た。この時聞いたのは、アラビアンナイトの一部。暴虐な王に対し、妃が命がけで夜通し物語を披露する有名な話だ。まさにその妃がしている素話は、絵本の読み聞かせとも異なり、聞き手が想い描く世界は千差万別。目を閉じて聞き入る人もいれば、どこか別世界を見るような表情の人もいる。目線が合うことも。さっそく仲間に入れてもらい、現在は持ち回りで会長に。「90歳代の大先輩がいるのに」と頭をかいた。

 〇…実家は青森県で、もうすぐねぶた祭りの季節。幼少の頃はベビーカーに載せられて祭りに出かけ、今も夏は故郷に帰り「ラッセラー」で盛り上がるのが定番。実家では小鳥などの動物に囲まれて育ち、ある日父が「お客さんだよ」と犬を拾って来た事も。こうした環境も手伝って進学先は北里大の畜産学科に、その後も伊豆のシャボテン公園の飼育係として10年以上働いた。ハシビロコウやカピバラなどを世話した日々が懐かしい。2児の母となった今は仕事や子育て、剣道の指導などに奮闘中。時おり子どもが素話の観客役になってくれる。

 〇…日々の暮らしで、自然体になった時に飛び出す津軽弁の「かちゃくちゃね」(うまくいかないなぁ)。「めな」(おいしいね)。自分の素話にも地元の言葉を織り込んできた。観客が分からない言葉があっても、何となく意味に気づかせるのが腕の見せどころ。本番に向け仲間が海外の物語や昔話などを準備している。「旅するようにいろんな国、時代に行けるのが醍醐味。浸ってもらえたら」。自身の題名は未定、どこに連れて行かれるのかはお楽しみだ。

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