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真鶴の本小松石で 中勘助の文学碑建立

文化

公開:2018年6月8日

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右から落合市長、大藏会長、土岐さん
右から落合市長、大藏会長、土岐さん

 平塚の市民団体「平塚ゆかりの作家 中勘助を知る会」(大藏律子会長)が真鶴産の本小松石で作った勘助の文学碑を桃浜公園に設置し、5月下旬に竣工式を行った。

 中勘助は夏目漱石からも高い評価を受けた小説『銀の匙』の作者として知られる大正・昭和時代の小説家・詩人。1924(大正13)年の40歳の時、母の保養と病兄の療養のため平塚中海岸(現在の浜岳中学校の東側)に家を建て、7年9カ月間を過ごしたという。平塚での生活は日記体の随筆『しづかな流』に書き残している。

 同会では今年2月、後世に勘助がいたことを伝えるには文学碑の建設が不可欠と寄付を呼びかけたところ、全国から364人、約165万円(4月20日時点)の賛同が得られた。さらに公益信託ひらつか市民活動ファンドより32万円の助成を受け、文学碑の建立が実現した。

 文学碑は高さ1m×幅1・3m程度の大きさで、同会では「自然の石で全国的にも有名」な本小松石を使用。波をイメージさせる形に磨き上げ、表面には「しづかに時の過ぎてゆくのをみるのは しづかな流をみるやうにしづかである」という一句が勘助の直筆の文字で刻まれている。

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