箱根・湯河原・真鶴版
公開:2018年6月22日
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全国的に運転免許証の自主返納制度に注目が集まるなか、小田原警察署管内でも返納者数が9年前に年間100人を超えて以降増加傾向にある。マスコミ等で紹介されたことで制度の認知度が向上し、今年は5カ月間で331人を数えるなど、過去最多ペース。年末には昨年の790人を上回る可能性もある。
65歳以上の人が、高齢などを理由に自主返納すると、身分証明書としても使える運転経歴証明書が発行される(手数料1000円)。県高齢者運転免許自主返納サポート協議会の加盟店で提示すれば、商品や宿泊料金などの割引を受けることも可能だ。小田原署では、「高齢者は運転経験で自分は大丈夫と過信しがち。しかし、事故を起こしては取り返しがつかないので、少しでも不安を感じたら返納を考えてほしい」と話している。