箱根・湯河原・真鶴版
公開:2018年7月20日
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「キャンディークラフト!」。大涌谷駅の七夕イベントで飴細工職人・中戸川正幸さん(62・小田原)が、缶から白い飴の塊を取り出すと、人の流れが変わった。鼻歌を歌いながら鋏で切り込みを入れ、のばしていくと2分ほどで猫やユニコーンになり、歓声と拍手。中戸川さんは会社員時代に大手レジャー施設の乗り物の組立などを手がけた職人肌。会社員時代に行った中国・上海の道端で出会った飴細工職人の技に魅せられ、弟子入りして学んだ。交通費や材料代を差し引くと何も儲からないが、喜ぶギャラリーの顔が見たくて続けている。大涌谷での実演は2回目。「ここは外国の人と話せるのが嬉しい」と話していた。