湯河原町が最も熱くなる「やっさまつり」の2日目が3日(金)夕方6時から、幕山公園通り線で繰り広げられる。湯河原中吹奏楽部の演奏をはじめ、ポップな新曲に合わせたやっさ踊り、みこし、そして伝統と斬新さをまとった各地区の花車がお囃子を乗せ、次々にパレードする。デコレーションを毎年新調する地区もあり、汗の結晶は必見だ。
湯河原町隣の熱海市泉地区からは毎年三町内連合会と青年会、太鼓保存会の3団体で花車を出している。その準備は湯河原観光会館から2Kmほど山側にある「山車小屋」で夜な夜な行われていた。
メンバーの昼間の顔は様々。青年会の菊地大介会長(39)によれば「ここは地域とつながり、情報交換できる場です」。
今回は2tトラックをベースに、骨組みを20年ぶりにヒノキ材で新造した。棟梁役は建築業で働く菊地正さん(31)で、今年1月から製材を開始。設計は後方には大太鼓を打つスペースを確保しつつ、観客とお囃子との距離を縮めるために2階部分をぎりぎりまで下げてある。囃子が盛り上がってもいいように構造は補強も万全だ。ここから提灯や発泡スチロールを削ったデコレーションをつけて完成となる。メンバーの話し合いで今年のテーマはアニメや漫画でも有名な「NARUTO(ナルト)」に決定。3日のパレードでは大きな武器をまとった雄姿を見られそうだ。
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