箱根・湯河原・真鶴版
公開:2018年9月21日
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湯河原出身の鈴木崇弘さん(25)が8月31日に都内で開かれた日本管打楽器コンクールの演奏会で特別大賞と内閣総理大臣賞に選ばれた。若手の登竜門として知られるコンクールで、トロンボーン部門は3年に1回開かれる。鈴木さんは3年前に挑戦したが、当時は本選まであと一歩で及ばなかった。今回は全国から230人の奏者が集まり、鈴木さんを含む5人が3次審査とも言える本選に進出。テナートロンボーンとバストロンボーンを手に、エリック・エワイゼンの曲を15分演奏、鈴木さんが1位に決まった。
さらに8月31日には他の3部門(フルート・ホルン・ユーフォニアム)の1位演奏者が集まり、今度はオーケストラをバックに演奏。鈴木さんがこの中から最高の内閣総理大臣賞に選ばれた。
鈴木さんは湯河原小時代にピアノを始め、湯河原中吹奏楽部に入学。東京芸大時代は在学中から国内外のコンテストで活躍、今年7月には新日本フィルのオーディションにも合格している。今回の授賞について「光栄なこと。いつか地元湯河原でも演奏したい」と語っていた。