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真鶴町と檜原村(東京都)が災害時協定ご縁は25年前、ヒノキの器から

掲載号:2014年4月4日号

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坂本義次村長(左)と宇賀町長(右)3月28日・真鶴町民センター
坂本義次村長(左)と宇賀町長(右)3月28日・真鶴町民センター

 真鶴町と檜原村(東京都西多摩郡)が28日に災害時の協定を結んだ。物資提供や被災者の一時受け入れ、職員の派遣などで協力する。真鶴は兵庫県播磨町や大阪府田尻町など数十カ所とも協定を結んでいる。

 檜原村は人口約2500人、面積の9割を林野が占め、美しい滝や渓谷で知られる。檜原村と真鶴町は平成3年ごろから教育面で交流があり、真鶴っ子が渓谷を訪れたり檜原の子どもたちが真鶴に来て海水浴を楽しむようになった。昨年7月に宇賀一章町長が表敬訪問して協定を提案したところ、檜原村側が快諾したという。宇賀町長は調印のスピーチで、25年前に真鶴で開催された「源頼朝船出の浜イベント」の記憶を辿った。岩海岸で大鍋を火にかけ、完成した汁物を振る舞ったヒノキのお椀。檜原村で作られたものだった。「当時は数百個発注されたと思う。これが交流や協定に結びついたとは。こんなに素晴らしいことはない」と話すのは真鶴町商工会の山崎良一事務局長=写真。その一つが同会の倉庫に眠っていた。ふちは厚く、焼き印は今も鮮やかに残る。

 檜原村は2月の大雪で村内の約400世帯が孤立。自衛隊などの支援で復旧したが、この時真鶴の子供たちは檜原村に励ましの手紙を送った。坂本義次村長は「心強く村民一同喜んでいる。山と海で環境が異なり、災害での役割もそれぞれ違ったものがあると思う。今日の調印を機に一層親密に交流できれば」と語った。

商工会の倉庫に眠っていた
商工会の倉庫に眠っていた
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