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箱根湯本 学びの場 学生手作り 旧薬局を泊まり込みで改装

文化

公開:2018年11月2日

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大学の垣根をこえて学生が集まる
大学の垣根をこえて学生が集まる

 箱根湯本の正眼寺隣で、旧街道沿いの建物を学生たちが多目的スペースへと改装している。元々薬局だった建物で、完成後の名前は「ディーパ」。古代インドの言葉で「洲(しま)」「灯明」などの意味がある。

 小野宗幸住職(51)は元々「学びたい人のための場」を構想していたが、隣の元薬局が取り壊される事を知り、構想を形にすべく取得したという。

 中で作業に汗を流しているのは、首都圏の30大学からなるリノベーションサークルDaBo(ダボ)と、ものつくり大学(埼玉県)の有志学生。DaBoは根府川の古民家を改装したパン屋「麦踏」を手掛けており、現地で学生と話すうちにディーパ構想に関わる事が決まった。

 学生は5月から週末に泊まり込み、延べ474人が作業に参加。メンバーの一人、中山健人さん(明大3年)は「自分たちで考えたことが形になる。設計から施工までできるのが嬉しい」とやりがいを語る。通りに面した2階部分は屋根のようにせり出し、雨宿りしやすい。古い鉄骨や太い梁、タイルが残る風呂場なども生かす計画。外壁の一部は、左官業志望の学生が土壁に仕上げる。完成後は誰でも入れるギャラリーや「市民トイレ」、簡単な工作、坐禅体験などの場として活用するという。

「ディーパ」の完成イメージ
「ディーパ」の完成イメージ

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