千歳川沿いなどで練習
標高34mから1251mへ。全国でも屈指の過酷さで知られる大山登山マラソン(9Km・29歳以下の部)で、箱根町出身の田代進さん(24)が7連覇を果たした。昨年湯河原町役場に就職、休日に千歳川沿いや小田原の陸上競技場で走りこむなど練習時間を作り、レースに臨んでいた。
田代さんは箱根中学校出身で二宮高校時代に陸上部に入り、卒業時に出た大山登山マラソンで初優勝したのが連覇の始まりだった。例年湯河原のオレンジマラソンやかながわ駅伝(箱根町チーム)でも出場を続けるなど、地元でも知られている。
止まってはダメ念じながら登る
レースでは小田急伊勢原駅を出発し、田代さんは序盤の街中をハイペースで駆け抜け、7キロ地点から始まる1610段の登山道に突入。ここからは使う筋肉も変わり、どのランナーも次第に足が上がらなくなる。田代さんもふくらはぎが痙攣するように震えたが「止まったら動けなくなる」と自分に言い聞かせ、リズムを保つように足を上げた。登山道にあるわずかな平坦部分が救いだったという。
タイムは40分58秒で出場した男子1973人の頂点。前回の自己記録まで4秒とわずかに及ばなかったが「仕事優先の毎日で、連覇のプレッシャーは大きかった、思ったより走れました」と手ごたえも。「10連覇したい」と目標を語った。
箱根・湯河原・真鶴版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|