期待の東海大 いざ箱根路へ 第87回東京箱根間往復大学駅伝競走 明日号砲
新春の風物詩「箱根駅伝」が正月の2日(日)・3日(月)の2日間、東京大手町と箱根町芦ノ湖を往復する10区間、217・9kmで開催される。悲願の総合初優勝に向けて、“湘南の暴れん坊”地元東海大学陸上競技部駅伝チーム(新居利広監督)は、39年連続、39回目の箱根路に挑む。
箱根駅伝は10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝と並んで、大学3大駅伝の一つ。中でも箱根は合計10区間で競う、学生長距離界最高峰の駅伝競走だ。
今大会には、前回大会の上位10校(東洋・駒澤・山梨学院・中央・東京農業・城西・早稲田・青山学院・日本体育・明治)と10月の予選会を勝ち上がった9校(拓殖・國學院・帝京・中央学院・上武・東海・日本・神奈川・専修)に関東学連選抜を合わせた20チームが出場する。
Wエースに注目
東海大は、2年生コンビの村澤明伸選手・早川翼選手のWエースを軸に上位進出、初の総合優勝を狙う。
村澤選手は前回大会、ルーキーながら「花の2区」で10人抜きを演じ、日本人トップの区間2位と活躍した。しかし、9月の全日本インカレで右足首をねん挫し、箱根予選会を欠場。復帰戦となった全日本大学駅伝では、最終8区で区間2位と順調な回復を見せている。「足の状態は7、8割程度。自分らしい走りを100%していきたい」と意気込む。
早川選手は予選会で日本人トップの3位に入り、チームを箱根路へ導いた立役者だ。全日本大学駅伝では1区で区間2位に入りチームの起爆剤になった。「自分の任せられた区間で、チームの勢いのつく走りをしたい」と語気を強めた。
このほかエントリーした顔ぶれでは、トラックで好成績を残している刀祢健太郎選手をはじめ、前回箱根路を経験した赤染健選手、金子太郎選手、河野晴友選手、永田慎介選手ら上級生の活躍も期待される。
新居監督は12月の記者会見で「出だしでつまづかないように、往路でよい流れを作り、大手町に帰ってきたい」とコメントした。
号砲は明日2日(日)午前8時。母校の伝統と仲間の絆が染み込んだタスキを繋ぎ、心を一つにして箱根路へ挑む。東海大の過去最高戦績は平成16年第80回大会の総合2位。
前回大会は総合12位
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