教習所コースで消防車両の走行訓練 秦野市・秦野自動車教習所の協定締結後、初めて
秦野市消防本部(曽我善雄消防長)による「平成22年度消防車両の部隊走行訓練」の第1回目が1月17日、秦野自動車教習所(曽屋1021の2)の教習コースで行われた。
この訓練は、公用車の交通事故防止等を目的に、市と同教習所が昨年12月に締結した「相互連携および協力に関する協定」を活用したもの。教習所のコースを利用した訓練は、協定後では初めて。
当日はコース上に設けられた縦列駐車、クランク、S字進入・後退、狭あい路など7つのポイントで訓練を実施した。
署員は、消防車や救急車に3〜5人で乗車し設定コースに進入。道幅が狭かったり障害物が近い場所では同乗の署員が車を降り「あと1メートル」「ゆっくり」など大きな声を出しながら車両を誘導した。一度全てのコースを走行した後、審査員(警防対策課)から「後方確認が不十分だった」などの改善点を聞き、それを踏まえ再度コースを走行して訓練を終えた。
同消防本部では「今回の訓練は運転者よりも誘導者の指導を重視している。事故は運転者だけでなく同乗者全員の責任だということを認識してもらいたい」と話している。
この訓練は消防ポンプ自動車および救急自動車を運用する全ての部隊が対象。3月7日までの月曜日に、継続して実施される。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>