市内にある文化財を、地域住民が一丸となって火災から守る意識を高める「防火訓練」が今月26日、寺山の円通寺(梅川龍博住職)で行われた。
この訓練は、1月26日の「文化財防火デー」に合わせ、市生涯学習課が毎年実施している。この日は寺山自治会連合会員と檀家、東幼稚園の園児およそ60人と、消防職員らが参加した。
今回は、円通寺本堂からの出火を想定し、同連合会員らが市指定重要文化財「木造十一面観音菩薩立像」に見立てた箱を持ち出したほか、消防隊による放水が行われた。また、参加者は消火器の取り扱いを実演を通して確認し、園児たちは防火衣の着用や空気呼吸器を背負うなどの体験もした。
梅川住職は「歴史のあるものをいかに守っていくかが大切だと思う。今回の訓練は、日頃の防火意識を確認する、良い機会だった」と話した。
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